健康経営エキスパートアドバイザーの奈蔵和香(なぐらわか)です。
「また遅刻か……」
多くの職場で、一度は頭を悩ませたことのあるテーマではないでしょうか。
遅刻する部下に対して、
叱るべきか、注意すべきか、教育すべきか。
管理職としては迷う場面も多いと思います。
しかし、ここで一度立ち止まって考えたいのが、
私たちの本当のゴールは何かという点です。
ゴールは「叱ること」でも「正すこと」でもなく、
その人が遅刻をしなくなること。
つまり「行動が変わること」です。
この行動変容を実現するために、
健康経営の視点が非常に有効になります。
健康経営で見る「遅刻」の3つの原因
健康経営では、人の状態を
「体・心・脳(思考)」の3つの側面から捉えます。
遅刻も例外ではありません。
① 体の問題:生活習慣の乱れが遅刻を生む
最も分かりやすいのが「体」の状態です。
・朝ギリギリまで寝てしまう
・深酒をしている
・睡眠時間が慢性的に足りていない
・夜遅くまでゲームやスマホをしている
こうした生活習慣が続いていると、
朝のコンディションが整わず、
「起きられない」「動き出せない」状態になります。
この場合、
遅刻は意識や姿勢の問題ではなく、体調管理の問題です。
健康経営の観点では、
「遅刻をやめなさい」と言う前に、
・睡眠時間は足りているか
・お酒の量はどうか
・夜の過ごし方はどうか
といった生活習慣へのヒアリングが重要になります。
体が整えば、行動は自然と変わります。
体のメンテナンスなくして、遅刻の改善はありません。
② 心の問題:自己肯定感の低さが遅刻を招く
次に「心」の状態です。
中には、
・「自分が遅刻しても大した影響はない」
・「どうせ怒られても同じ」
と、自己肯定感が低い状態の人もいます。
この場合、
遅刻は「だらしなさ」ではなく、
自分の存在価値を感じられていないサインとも言えます。
健康経営では、
こうした人に対して必要なのは叱責ではなく、
・君がいるからチームが回っていること
・君一人の行動が周囲に与える影響の大きさ
を丁寧に伝え、
「自分は大切な存在だ」と実感してもらうことです。
自己肯定感が高まると、
「時間を守る」という行動も自然と伴ってきます。
③ 脳(思考)の問題:「結果さえ出せばいい」という価値観
もう一つは、
「遅刻しても結果を出せば問題ないでしょう」
という考え方のケースです。
これは本人なりの合理的判断ですが、
組織としては見過ごせないポイントでもあります。
ここでは、
・なぜ時間を守ることが大切なのか
・時間とは「命」であり「信頼」であること
・一人の遅刻が、どれだけの連鎖を生むか
といった価値観・原則について語り合うことが必要です。
これは説教ではなく、
対話であることが重要です。
健康経営とは、
「人を管理すること」ではなく、
「考え方を共有すること」でもあります。
遅刻対応は「マネジメント」ではなく「経営投資」
遅刻を単なる規律違反として扱うと、
問題は表面上しか解決しません。
一方で、
体・心・脳の状態を整えるという健康経営の視点で向き合うと、
・本人のパフォーマンスが上がる
・職場の雰囲気が良くなる
・結果的に生産性が向上する
という組織全体へのリターンが生まれます。
遅刻への対応は、
注意や指導ではなく、
人への投資。
健康経営の実践は、
こうした日常の小さな関わりから始まります。
ぜひ一度、
「なぜ遅刻しているのか?」を
健康の視点から見直してみてはいかがでしょうか。

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