健康経営エキスパートアドバイザーの奈蔵和香(なぐらわか)です。

「叱り方がわからない」
「強く言ってしまったら、会社に来られなくなったらどうしよう」
「嫌われてしまうのではないか」

今、多くの上司やリーダーが、
“叱ること”そのものに難しさを感じている時代だと感じます。

結果として、

・言うべきことが伝えきれない
・行動が変わらない
・同じミスが繰り返される
・本人も成長実感を持てない

という負のループが生まれやすくなっています。
この状況を、
「上司の力量不足」と片付けてしまうのは簡単ですが、
健康経営の視点で見ると、少し違った景色が見えてきます。


「叱ること」がゴールになっていませんか?

まず見直したいのは、
叱ること自体がゴールになっていないかという点です。

本来のゴールは、

・相手の行動が変わること
・結果として成長につながること

ですよね。
つまり、
叱るかどうかは手段であって目的ではないということです。

健康経営では、
「人を追い込むマネジメント」ではなく、
「人が前向きに変わる環境づくり」を重視します。
そのためには、
相手の“今の状態”を正しく理解することが欠かせません。


行動変容には「5つのステージ」がある

健康経営や行動科学の考え方では、
人が行動を変えるまでには、以下の5つのステージがあるとされています。

1.無関心期
 まだ問題意識がない状態

2.関心期
気にはなっているが、行動までは至っていない

3.準備期
 「やってみようかな」と思い始めている

4.実行期
 実際に行動を変え始めている

5.維持期
 行動が習慣として定着している

重要なのは、
どのステージにいる人にも、同じ叱り方は通用しないということです。


ステージを無視した「叱責」は逆効果

例えば、

・まだ無関心な人に対して、いきなり強く叱る
・すでに実行している人が、たまたまミスをしただけなのに、頭ごなしに責める

こうした関わり方は、

・心の健康を損なう
・自信を失わせる
・チャレンジする意欲を下げる

結果として、
職場に来づらくなる、成長が止まるといったリスクを高めます。

これは健康経営の観点から見ても、
決して望ましい状態ではありません。


健康経営が求める「今の時代の叱り方」

今、リーダーに求められているのは、
「叱る力」ではなく、
「状態を見極め、伝え方を選ぶ力」です。

まずは、

・この人は今、どのステージにいるのか
・本人は変えようとしているのか
・それとも、まだ気づいていないだけなのか

を、対話の中で確認すること。
そのうえで、

・関心期の人には「気づきを促す声かけ」
・準備期の人には「背中を押す言葉」
・実行期の人には「振り返りと改善のサポート」

と、その人に合った関わり方をしていく。

これこそが、
人の心と行動を守りながら成長を促す、
健康経営型マネジメントです。


叱り方は「人を守り、育てる経営戦略」

叱ることを恐れて何も言わないのも、
感情的に強く叱るのも、
どちらも健康経営とは言えません。

大切なのは、
・行動が変わること
・心身の健康が守られること
・成長実感が得られること

この3つを同時に実現する関わり方です。

叱り方を変えることは、
職場の空気を変え、
人の健康を守り、
組織の生産性を高める経営投資でもあります。

「どう叱るか」ではなく、
「どうすれば行動が変わるか」。

ぜひ、健康経営の視点から、
今の時代の叱り方を見直してみてください。



奈蔵和香の健康経営TV

https://www.youtube.com/@waka_kenkokeiei

こちらからご覧いただけます!

働く日々を、健康で豊かに!! 日本を支える企業で働く人々をサポートしたい!!
その想いで、 全国各地を飛び回っております🎤
お役立ち情報はもちろん、 働く日々がもっと楽しくなるチャンネルを目指しています!
お悩みや企画のリクエストなどがございましたら、 コメントやメールなどでご連絡ください☺️